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ネット版「北から南から」

更新日:2025年04月09日

バードウォッチングツアー(バンクーバー支部)

バンクーバー支部は昨年の好評を受け、第二回のバードウォッチングツアーを開催しました。
この日は運よく晴天に恵まれ、BC州のバードウォッチングガイドとして名高い川端雅章さん(前バンクーバー支部長)による丁寧な解説を楽しむことができました。
最初の観察地は、DeltaにあるGeorge C. Reifel Migratory Bird Sanctuary。
ここでは、鴨だけでも8種類を観察し、オスとメスの違いや羽やくちばしの色や形について教えていただきました。
バードウォッチングというと敷居が高いイメージですが、こういうことから始めればいいんだと学びました。
さらに、ひまわりの種を手に乗せると、アメリカコガラ(Black-capped Chickadee)が直接手のひらから食べに来るという貴重な体験も!
その小さな鳥の足の爪が手のひらに乗ったときの感触は、全員にとってワクワクする瞬間でした。
また、触れられるほど間近でカナダヅル(Sandhill Crane)を観察することもでき、その迫力に驚かされました。
休憩所でお弁当をいただいた後、次はTsawwassenのBeach Grove Parkに移動し、川端さんが案内する秘密のスポットを訪れました。
そこで待っていたのは、毎年アメリカワシミミズク(Great-horned Owl)が子育てをする場所。
高い木の股の窪みに、母親とヒナが顔を覗かせている姿を望遠鏡や双眼鏡で見ることができました。
毛がふわふわの産まれたばかりのヒナは大きな目をキョトンとさせて、なんと愛らしいことか!
皆さんが「もっと見たい」という気持ちで、夢中になって30分以上も見守っていました。
そこではさらに、エボシクマゲラ(Pileated Woodpecker)の姿も観察でき、その飛んでいる姿まで見られるのは珍しいそうです。
この日のツアーでは、小鳥から大きな鳥まで合わせて30種類ほどの鳥を観察し、それぞれの名前や鳴き声についてなんでも知っている川端さんは、まるで歩く百科事典のようでした。
全部を急には記憶しきれませんが、これから少しずつ覚えていけたら楽しいだろうなぁと思います。
良いお天気と新緑の香りに包まれた一日、参加者同士の親睦も深まり、充実した休日となりました。
川端さんのガイドによる自然での体験は、来年もぜひ参加したいと思わせるもので、毎年続けていただけることを心から願っています。
温かい雰囲気の春の遠足をありがとうございました!

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バードウォッチングツアー(バンクーバー支部)
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