KGギャラリー No.21 吉原通雄「無題」 吉原通雄 よしはら・みちお (関西学院会館) 1933年兵庫県芦屋市に生まれる。 吉原治良の次男で、1955年経済学部卒業。在学中の昭和29年、具体美術協会の結成に参加。 同窓の村上三郎、嶋本昭三らとともに、海外を含めた多彩な美術活動を展開。 はじめは砂や土などの素材に、あるいは直接電球を埋め、あるいは画面に固着するなど、大地をテーマとした作品で知られた。その後、色彩鮮やかな紙テープを用いたり、蛍光管を用いるライト・アートを試みるなどしたが、具体美術協会解散後は晩年まで長く制作から遠ざかった。 前の記事へ Index 次の記事へ