２０２０年６月９日

関西学院同窓生の皆様

関西学院同窓会

会長　西名　弘明

関西学院同窓会の新たな活動ガイドライン策定について

拝啓　入梅の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

　新型コロナウイルスに対応した新たな生活様式に慣れてきたとはいえ、不自由さを感じている毎日でございます。同窓の皆様におきましては、いかがお過ごしでしょうか。お仕事関係や身の回りで劇的な状況変化が起こり、苦境に立っておられる同窓生も多くいらっしゃるのではと心を痛めております。

　本年２月以降、感染者が国内に広がり様々なイベント、総会や懇親会が中止・延期を余儀なくされました。また秋頃に開催予定の行事も苦渋のご判断で中止を決定されたところもあり、ご準備にあたっておられた同窓生にも様々な支障が生じております。

　緊急事態宣言が５月２５日に全面解除され、経済社会活動が感染状況などを見極めながら段階的に再開していますが、第２波、第３波が心配されその心構えも必要なところです。

　そこでこの度、関西学院同窓会では“同窓会活動中に罹患者を出さない”ことを念頭に新たな活動ガイドラインを策定しました。このなかには、各地域支部や公認団体の同窓会開催の自粛要請も含まれています。今はただ、感染しない、感染させないことを最優先に関西学院同窓生として日々をお過ごし頂きますようお願い申し上げます。

　また、新型コロナウイルスの影響により、関西学院に学ぶ経済的に困窮する児童、生徒、学生を支援するため１千万円の寄付を行うこと、ならびに来年春から実施予定であった同窓会終身会費の値上げを１年繰り延べて２０２２年４月の入学者から適用する対応策を検討しているところです。

　この姿の見えないウイルスが存在する以上、一人でも不安を感じながらの同窓会活動は出来ません。何卒、皆様の温かいご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

敬具